グルメ169:勝利の食べ合わせ!!
ココの見事過ぎる作戦に脱帽!
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ライブベアラーは体に仕掛けを施す
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しかしそれも食べ合わせにより無効化
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負けたライブベアラーが本性を現す
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トリコたちの圧勝!
ココは見事な作戦でライブベアラーを窮地に陥らせる!
ポイズンポテトとの最悪の食べ合わせを
狙っていたのだというが果たしてどんな作戦なの!?
それがこれからわかります!
現在、ライブベアラーが1420ポイント、
ココチームが1360ポイント。
残るカードはポイズンポテトのみ。
でも10ポイントしか入らない超ハズレカードな上に
出番はライブベアラーです。
一見ライブベアラーの勝ちに見えるが
ゲームはまだ続きます。
ポイズンポテトにはネオソラニンという
新種の猛毒が含まれており、
致死量は脅威の0.01mg!
単位を変えると10ナノグラム摂取しただけで死ぬ
ってことになり、ふつうのじゃがいもに含まれる毒、
ソラニンの4万倍もの毒性がある!
さらにネオソラニンはわずかな熱や刺激により
形や性質を変化させる特性があり、
ポテト全体に含まれていることから
完全な除去はいまのところ不可能だという。
唯一の調理法は毒を限りなく弱くすること。
それだと食べてもまず死ぬことはなく、
技術力はいるが習得すれば調理時間もかからない。
ただ弱めた毒でも中毒性があるから
人によっては甚大な副作用も引き起こし、
ポテトの味も限りなく劣化するから
調理法としては認められていない。
さすがはココ!
ライブベアラーも思わず、
神妙な顔で毒に詳しいのねともらす。
ココはライブベアラーが裏社会において
高価い記憶のデータを売買してることも周知。
だからポテトの毒を弱める調理法など
簡単に手に入れてることも予測していた。
ただ弱めた毒も食い合わせにより
元の強力な中毒作用が蘇るそうで…
高値で買ったデータにこの情報はなかったか?と問う。
ライブベアラーはそのことを知っていた。
甲殻類のもつ抗原と強力なアルコール、
エレキバナナに含まれる毒素は
ポイズンポテトの弱めた毒のみに反応して
アレルギー作用を引き起こすらしい。
甲殻類はゴールドシュリンプ、
強力なアルコールはサマーウィスキーを指す。
いずれもおいしそうに味わってましたね。
ゴールドシュリンプ、太陽酒、エレキバナナ。
その順序をココが思いついたのは
ゴールドシュリンプをライブベアラーが食べたあと、
ポイズンポテトを確認したあとに閃いたそうです。
奴はゴールドシュリンプを食べたあとに
太陽酒とエレキバナナを食べる保証はないでしょ?
と歯をギリギリさせながら問う。
ココはその点もしっかり計算済み。
太陽酒はトリコが一度完食していたので、
それをわざとぶつけることで
ライブベアラーのプライドを刺激していた。
中身の薄っぺらい人間ほどプライドは厚いものだ
お前は必ず飲むと思ったよ
これは色んな意味で参考になる言葉ですね!!
そのあと般若パンダをトレードする作戦に出たので
そいつと250分も戦えば
アルコールが抜けるという展開も予想できた。
だが、ライブベアラーがヒットさせた
12種の食材の中で捕獲難度が高い猛獣は
岩マジロのたった1種類だけ。
残りは調理は難しくても
捕獲自体は楽な食材ばかりだった。
強い猛獣との戦いをめんどくさがる傾向は顕著な上、
勝利の美酒に酔ってる状態では…
たとえ倒す実力はあっても
般若パンダはパスするのは自然なこと。
それでココチームが逆転したことから
ライブベアラーはエレキバナナを選ぶしかなかった。
という見事な流れになっていた!
ライブベアラーは納得がいかなった。
自分の食べ合わせよりトリコが食べた食材の
リスクが高すぎるから、と。
でもそれもすべて計算のうちだった!
ここで調理場からトリコと小松が戻る。
言ったろ?ライブベアラー
オレにはハズレの食材などひとつもないってな
まさにその通りになってるのですごい!
ニトロチェリーは賭けだったらしいが、
その前にいろいろ準備を施していた!
ニトロチェリーに挑ませる前に
般若パンダで受けたダメージを
効率よく回復させることで
グルメ細胞を活性化させていたのです。
般若パンダを蒸し焼きにしたのは
ビタミンB1などの高い栄養素を
損なわずに調理するためだった。
ビタミンB1はそのあとに食べた
にんにくガニに含まれるアリシンと一緒に摂ることで
高い疲労回復効果が望めるといいます。
もちろん美味しくなるように。
ニトロチェリー直前に食べたダイナマイトンボの肉は
他の起爆食材を中和する作用があり、
トロルチーズの強烈な臭いは
爆破による有毒な気体から鼻を麻痺させて
保護する目的があったのです。
トリコは鼻が異常に良すぎるので…。
そして肝心のニトロチェリーは爆破解除ではなく
旨味を最大に引き出す調理をしていた。
トリコの細胞がその旨味を糧に
持ち堪えてくれると信じてのこと。
それらのアドバイスはすべてココによるもの。
トリコが般若パンダと戦っていたときに
そんなことをレクチャーしていたんですね!
あと、その後のしびレモンは
強い強心作用による回復が目的。
だが、その後の猛獣3連続は
回復目的ではないようだが…
マッチもその作戦には驚かされた。
ふつうは思いついても爆発するさくらんぼなど
食べれるわけがないですからね…w
そしてココはカードを引くよう促す。
ポテトの毒を弱めようが
他の調理法をしようがお前は死ぬがな
そう脅すココにライブベアラーは…
ポイズンポテトを食べると言い出す!
奴はココが作戦を説明している間に
自身をカスタマイズしていた!
脳の細工で痛覚を遮断し、
食堂から直腸までの消化器官の内壁を
生分解性プラスチックでコーティングし
体内に毒が吸収されないようにしたのです!
ふたたび高笑いをしだすライブベアラーだったが、
ココは1つ良い忘れていたことがあった。
太陽酒(サマーウィスキー)を飲んでいるときに
一緒につまみを食べていたこと。
そのつまみとはチーズ白菜。
サマーウィスキーと唯一適合する野菜で
大量の微生物が棲みついている。
そのおかげで強力なアルコールを分解できるのだが
生分解性のポリマーやプラスチック程度なら
その微生物により簡単に分解される。
つまり、ライブベアラーのコーティングが
無効化されたことを意味する!
すでに胃のコーティングがドロドロ溶け出していた…
ココは内蔵をコーティングすることも読んでいた!
もともと食材を脳からデータで食べる偏食家ってことで
実際の味や栄養など興味がないんだろう、と。
危険食材対策に味や成分を遮断するのは想定内。
ココは小松がチーズ白菜をつまみに使うことは
知らなかったが、ライブベアラーの小松に対する
色目は露骨だったことから真似すると思ったのです。
たしかに序盤からずっと注目してたよね!
ココはそれも見逃していなかった!
ライブベアラーから笑顔は完全に消え、
冷や汗をかき息遣いも荒くなる。
パス(ギブアップ)するもココも当然パスします。
2回連続でギブアップすると負けになるルールです。
ライブベアラーはもうポイズンポテトを
食べる以外に道は残されていない。
両手をテーブルに叩きつけるライブベアラー。
自分の敗北を認められない様子だが、
食べないということは二度目のギブアップであると
ディーラーのマッチはとり、負けを宣告する!
ついにキレたライブベアラーは
ゲームなんてどうでもいいと本性を露わにし
部下たちに合図を送る!
もちろんこれもココにとっては想定内。
もう話は終わりだと言ったのはそのため。
マッチも部下たちに合図を送り雑魚達を担当する。
そしてココはトリコに告げる。
最後に食べた3連続の食材は、
最後の最後に残った食材を食べるための準備だった。
そう、ココはトリコがポイズンポテトを
食べようとしていることを見抜いていた!
そしてライブベアラーはココが相手をすることになり、
勝負は一瞬で終わった!
ココの毒にも対抗できなかったようだねw
エヘエヘヘと笑いながら
大の字でぶっ倒れるライブベアラーの顔は
いままでで一番キモいかもしれないw
ゲーム(賭け)の方がそっちは…
まだ勝機があったかもねとココ節も炸裂!
そして小松がポイズンポテトを持ってきます。
毒は除去しきれなかったが、
トリコはかまわず口に運ぶ。
するとトリコの体がツヤツヤのパンパンになる!
ポイズンポテトはトリコに適合する食材だったのです!
トリコはポイズンポテトを初めて見た時から
うーんと何やら悩んでいる様子だったが、
それはなんとなく食える気がしていたという
直感が働いていたのでしょう!
おいしく食べれたのは小松の調理のおかげなので
彼の活躍も相当すごいものだったかと!
そして倒れこむライブベアラーに向かってトリコは、
お前はオレにこう言ったな…
オレとコンビになってもいいって…
悪ィがオレにはちゃんとここに
最高の料理人がいるのさ!!
と高らかに言い放ちます!
今回の話はものすごく深い内容でおもしろかったですね!
次回はいよいよ目的のメテオガーリック登場か!?