グルメ192:隠された前菜!!
千流の蘇生包丁で珍師範が回復!
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千代が美食會に寝返った理由
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第0ビオトープにて
雲隠れ割烹から駆けつけた千流が
珍師範に蘇生包丁を施す。
そしてトリコがとってきたシャボンフルーツを与え
傷がみるみるうちに引いていきます!
蘇生包丁とはまだグルメケースがない
大昔に生まれたもの。
もともと食材の味や鮮度を保つ目的があり、
多くの蘇生包丁は自己再生機能をもつ生物や
それを促す鉱物から造られるそうです。
これで切られた食材は細胞が一気に活性化し
その切り口から生き返ったように
分裂を繰り返し蘇生するといいます。
まさにそれは小松が体感したことだった。
細胞を傷つけないように隙間から包丁を通すという
神技が必要だが自在に使えるようになれば
1個の食材を少量ずつならほぼ無限に
食べられるということになります。
だからIGOは食の流通が乱れることを懸念し、
倫理上の観点からも闇の技術として
事実上禁じたとのこと。
千流が使ったのは初歩の技術だそうで、
回復を促す手立てにすぎない。
蘇生包丁と一緒に栄養価の高い食材を食することで
はじめて効率のいい回復が見込めると千流は言う。
つまり…失われた命までは蘇生できない。
千流は師範代の一人、ワゴンの前に膝をつき
悲しそうにそういうのであった。
すると珍師範が起き上がり、
驚きの事実をみなに伝える。
死者の蘇生
それが千代婆が美食會に寝返った理由だった!
そしてシャボンフルーツを見ながら、
薄皮をむいてゆでると味が深まり
旨味も増すんじゃがな…
千代ちゃんが…最も得意だった料理じゃ…とつぶやく。
千流は思わず詫びる。
自分はまだ未熟で先代ほどの腕がなく、
それはまだできないから。
でもシャボンフルーツの調理は
食義を極めた料理人でも難しいそうです。
まさに千代は天才だった。
そしてシュウが問い詰めたことで本題へ。
スプーンドームで千代と対峙した際、
珍師範は驚きの理由を聞かされる。
千代はアカシアのフルコースである
隠された8つめの食材を狙っていた!
今でこそその食材を知っている珍師範だったが、
少なくともあの時までは第0ビオトープの職員ですら
会長から聞かされていなったという。
あの時とは、千代が息子を亡くした時を指す。
そのときも珍師範はあらゆる出来事に感謝せよと
伝え続けていたそうだが…
それが千代にとって気に食わないことだった。
鬼のような形相になった千代は
包丁を珍師範の胸に突き刺す…。
ただの伝説かもしれぬと諭そうとするが、
GODすら今や伝説、届かぬ過去に感謝するぐらいなら
たとえ虚構でも未来に手を伸ばすわ!と
千代は全く聞く耳をもたない。
そして千代はある正体不明の覆面の人物に
いろいろとそそのかされたことが判明。
千代自身もそれが誰かわかってないが、
虚しい感謝比べたらその者の言葉は
信ぴょう性があったらしいが…。
千代はずっと死児の齢(よわい)を数えていたそうで、
そりゃ同様するのも無理はないと珍師範は思った。
その子は珍師範の息子でもあった…。
本当の死者を蘇生させる食材が
アカシアのフルコースにあるのか。
そればかりは珍師範でもわからないことだが、
前菜が抜けていることは確かだそうです。
そして故意に隠したのだと…。
以前、グルメ神社にいったときに
アカシアのフルコースを祭る食殿が
7つしかなかったのはそういう理由だった!
トリコは小松にそれを確認すると、
小松は沈黙したまま。
そしてもしかしたら竹ちゃんも…とつぶやう。
大竹も千代と同じような理由で
悪の道に手を染めてしまったのではないか。
そう思わせる場面です。
目的は不明だが珍師範は美食會が目指す食材は
GODだけではないのかもしれないと思っていて、
今回の件はすでに第0ビオトープに伝えてるという。
やつらに先手を打たれないために…。
グルメ界 雲樹(うんじゅ)
樹の形をした巨大な雲の中に
IGO第0ビオトープの施設があった。
そこにはグルメ番長の愚衛門や
ハニープリズンのラブ所長、
血まみれの与作、初代メルクと
そうそうたるメンバーが集結していた!
メルクは相変わらず声が小さいw
他にもホテルグルメで
ゼブラに喧嘩を売られたラップなど、
名前はまだわからないが
強そうな人物が何人もいた。
そして、背もたれが高い椅子に座る一龍会長!
長テーブルにはすでに食事が用意されており、
すでに食事を取っている彼は、
以前より後ろ髪が伸びている。
栄養を補給して伸びたのだろうか…。
ここで食林寺編が終わりです!
次回からは本格的に新しい展開が幕を開ける!