グルメ393:アカシアの想い!!

アカシアとペア

アカシアの想い

次郎と鉄平が地球をノッキング!

アカシア最後の願い

トリコの中の3人目の鬼の攻撃で
アカシアとの闘いに終止符が打たれた。

トリコは手を合わせ涙を流しながら
ごちそうさまでした、と。

アカシアがなぜ泣くと問うと、
もう自分もネオも解放してやりなと諭される。

そしてアカシアはついに本心を語りだす。

食欲は全て清らかなもの、
善人も悪人も真っ直ぐピュアなもの、

そんな食欲に対してお前は
煮えたぎる怒りを向ける訳がないから
愚かな自分が怒らせる必要があった、と。

ペアをそれを聞いて納得いかなかった。

アカシアがペアと出会って
まだ間もないと思われる時の出来事。

アカシアはネオの封印を頼まれるが、
食欲の悪魔に体を乗っ取られない方法がないか
その晩、ペアに聞いた。

ネオに食われた細胞は完全にこの世から
消えたわけじゃないかもしれないから
助け出せる方法があるかもとアカシアを予想した。

ペアはそんな方法はないと一蹴する。

ネオが過去に行ったことは悪事ではなく、
ただの食事だからお前が責任を感じる
必要はない、と。

アカシアは自分の食欲の謎を
解き明かしたいだけだというが、
ペアはまともに聞き入れてくれなかった。

ネオはなぜアカシアに宿ったのか。

何十億年も食い続けて…

お前は本当はもう…
おなかいっぱいなんじゃないか?

アカシアはそのようにも思っていた。

確かになぜアカシアに宿ったのか、
ここは最大級の謎に感じます。

その翌日、アカシアはネオがストレスを感じる
味がわかったから同胞を救えるキッカケに
なるかもしれないと告げる。

食欲のエネルギーは常に生まれ変わる、
エネルギーの絶対量は変わらない!

だからこの世から完全に
消えてなくなることはありえない!

また逢えるのか?みんなに…と、
ペアの気持ちに多少の変化が垣間見えた。

成功すればみんな助かった上に
青の食材もまた食べられると
アカシアは大いなる可能性を告げる。

だが、ペアはまだ疑心暗鬼だった。

ネオは彼の故郷である青い宇宙の
星々を全て食い尽くしたほどの存在。

黒いグルメ細胞を持つネオは
無限の食欲を持っているとペアは言う。

が、アカシアは単なる食事だろ、
悪事でもなんでもないと言ったのは
お前だぞペアと反論。

するとペアはアカシアの顔を殴る!

成功する保証でもあんのかァ!!と。

アカシアは怯まずに自分の主張を続ける。

何億年もネオを追い続けて
糞すら見つけることができなかったのは
ネオが排泄をしないことが理由。

だが、この世に代謝をしない生物はいないから
どこかに溜まってるはずだとアカシアは思った。

それを信じてほしいとペアに告げると、
ペアの目から涙が溢れ出た。

自ら課した指名をフローゼに告げるアカシア。

するとフローゼはあなたの食材を調理するだけよ
今日は一緒に寝ない?といってくれた。

もしかしたらこの日にトリコとスタージュンが
誕生したのかもしれない。

それからアカシアは悩み続け、
雨が振るある晩に一龍を呼び出す。

止めたいのなら渾身の力を込めて
今ここで私を殺してほしいと…

一龍は当然そんなことができるはずもなく
涙を流してできませんと言うしかなかった。

そして時間は現在へ。

自分の食欲と向き合い答を出したお前は
愚か者なんかじゃない!!とペアは叫んだ。

また大粒の涙を流しながら
アカシアの名を叫ぶ。

アカシアの意識が薄れてきたその時、
なんとノッキングが発動した!

三虎が最後の攻防の際に仕掛けていたのです!

三虎がアカシアの目的に気付いたのは
ジョアを仕留めたとき。

消え行くジョアにアカシアはノッキングをしたと
思われたがそれは実はトドメだった。

フローゼの体を最後に壊すのが
三虎だと心苦しいと思っての行いだった。

技を真似るのがうまいなと感心するアカシアに
三虎は大事なことを告げます。

私が最初にコピーしたのは…技ではない…

あたたかい…その愛情だ

それを聞いてアカシアはまた涙を流す。

だがアカシアの死を止めることはできない。

兄者のようなノッキングマスターではないからな、
と三虎は静かに目を閉じながら告げる。

そしてもう一つの大きな問題が直面する!

ネオは満腹にできたが
地球の崩壊は着実に進んでいた!

だが、それを阻止しようと動き者がいた!

愛丸と鉄平です!

愛丸は地表に出た時、目の前に鉄平がいた事から
それは偶然ではないと解釈!

鉄平にも菌をまとわせて地球内部へ連れていき
地球をノッキングしてくれと願い出る!

さすがの鉄平も規模がでかすぎるから
どこをどうノッキングしていいかわからなかった。

しかし、その腕を掴む者が…

ここじゃよ鉄平

なんとそれは次郎だった!!!

魂の世界で役割があると一龍に告げられ
やってきたのです!

今後マスターの名はお前が引き継げい

そう言うと地球を見事ノッキングしてみせた!!!

だが、それはそれで問題はあるとペアはいう。

グルメ細胞で調理された惑星は
熟成を重ねて爆発する。

そのエネルギーは超新星爆発を
はるかに超えるエネルギー量。

その爆発の瞬間に金の素材などの
様々な重元素が合成される。

それがグルメマテリアル。

そしてそれらの元素と旨みが圧縮され
これまでの旨みを越えた
新たな食材の素となるという。

それが何億年もかけて生まれ変わり
新たな飽食の惑星とフルコースを生み出す。

地球の崩壊を止めることは
過去の星から受け継いだ旨みが止まり、
次のフルコースが生まれないことを意味する。

だが、その解決策はあった!

ネオの中に地球どころではない量の旨みが!

トリコの中の青鬼も待ちわびた瞬間だった!

とてつもない量だが、
あの世でアカシアのコンビであり、
最愛の料理人が新たな食材を
調理してくれているはずだとアカシア。

それこそがフローゼに対する本心だと思います。

それを聞いて三虎の瞳は純粋になっていた。

ついに、アカシアの体が膨らみだし
最後の時を迎えようとしていた。

最期にアカシアはトリコにひとつお願いする。

復活した愛しき食欲であるネオをよろしく頼む、
あいつはずっと独りぼっちだったから、と。

トリコは快くああ…わかったと告げる。

アカシアはありがとうと礼をし、別れを告げる。

その直後!
アカシアの口から無数の食材が飛び出した!