グルメ97:奇跡の答え!!

小松が節乃に助言を求める

鉄平の過去の一部が明らかに

トリコが急に苦しみだす!

再生の種の副作用の治療が始まる

スープからオーロラが…

小松がセンチュリースープを作り始めて
早くも3ヶ月が過ぎていた。

そろそろ助言を賜りたいと節乃の元へいきます。

節乃は快く受け入れ食堂でスープの味見をしてくれました。

小松はそこでふと思ったことを質問します。

節乃さんはセンチュリースープを作るのに何年かかったんですか?と。

すると節乃は30年かかったと答えます!!!

小松はそれを聞いてショックを受けますが、
スープを味見した節乃は違う意味で驚いていた。

それから細かな会話は省略されていましたが、
小松は帰り際に大事なことを告げられます。

食材から選ばれてるということを忘れてはならない、

そしてすでに食材の方から何かを語りかけてるはずじゃ、と。

元気が出た小松はダッシュでホテルグルメへ戻ります。

実は小松のスープの出来はかなりの段階に入っていて、
そこまで到達するのに節乃でも10年はかかっていたらしい!

驚異的な早さです!

危険だけど苦労して現地まで赴いて
食材を手にすることがその差を生んだと節乃は思います。

その頃トリコはまだ食べ続けていた。

どれだけ食っても腹がいっぱいにならないくらい
再生の種の吸収量がハンパない状態が続く。

ときおり治癒ゼリーに入って休憩はとれるようだけど
顎も疲れそうですよね…

鉄平とトリコの会話からまたいろいろなことがわかります。

再生の種は与作のオリジナルのものだった。

自然界には腕一本を再生できるほどのものはなかなかないので
与作が特殊な遺伝子を配合して作ったとのこと。

成功の秘訣は何よりも早く失敗すること

与作はいつもそう言ってるそうだから
現代人にはとても為になる言葉です!

ちなみに部屋中の血飛沫はその教訓を忘れないためではなく
いまでも失敗しまくってるからで、
トリコの腕の再生も運次第らしい・・・

で、鉄平の過去も少しだけ明らかに。

彼はノッキングマスター次郎の血を引いてるのだが、
再生屋になった理由は次郎の悲しそうな顔がきっかけ。

子どもの頃、荒れ果てた大地に連れて行ってくれたとき、
いつもにやけてるジジイの悲しそうな顔はそのとき初めて見た、と。

その場所は昔の仲間との思い出の地だったようで
よっぽど俺に見せたかったんだと鉄平は思っています。

それで次郎が発見した食材の保護と
よっぱらってノッキングした動物を開放することを
目的として活動するようになったそうです。

このことからヘルボロスのノッキングを解いたのは
やっぱり鉄平だったことがわかるね。

アルファロにやられちゃったけど・・・

で、いきなり事態は急変します!

トリコがいきなり吐血し苦しみ出します!

これは再生の種の副作用らしく、
様々な症状が出る恐ろしい時間帯に突入したのです。

捕獲レベル8の血虫で輸血しながら
その症状に合わせてクスリバチを選んで
治療をしていくらしいが頼りはトリコの体力と気力。

センチュリースープを飲むまで死んでたまるか!
と気合を入れるトリコだがかなり苦しそうです…

小松はその間もずっとスープ作りに勤しむ。

出汁を大量に出してくれる
出汁ペリカンのボスをたまたま入荷できたり、
幻のワインが手に入ったり運も味方につけた感じで
どんどんスープ作りが進みます。

そしてついに透明度が非常に高い
センチュリースープの一歩手前まで到達!

つまりそれは節乃に追いついたことを意味します!

ここまで半年かかりましたが驚異的なスピードです!

飲んでみて感動する小松だったが、
キッと気合を入れなおします!

最後の具材が何なのかを探さないといけないので
ここからが本当の勝負どころだと思う!

そしてトリコも峠にさしかかってます。

発現する副作用が与作の予想を超えていて、
いくらトリコでもやばいんじゃないかという状況に。

そこでサニーは大量のクスリバチを取ってきてくれたので
ここがふんばりどころです!

夜が明けたころ、
小松は通路の椅子に座って悩んでいた。

最後の食材がなんなのか検討もつかなかったから。

そこにウォールペンギンの子どもがひょこっと現れたので
小松は少し味見させてあげることに。

ぺんぎんちゃんは笑顔でヨダレを垂らして
また愛らしい感じになってるけど・・・

そのヨダレがスープにポトッと落ちると・・・・

そこから小さなオーロラが出現した・・・!?

12巻へ続く。